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マグネットの清掃を楽にするアウターパイプ(2重管)とは
金属異物の混入を未然に防いでくれるマグネットは、検出効果や除去効果も高く、一方、日々の清掃が面倒といったデメリットがあります。
この記事では、マグネットの清掃を簡単にするアウターパイプ(2重管)の特徴やメリット、デメリットなどについてご紹介していきます。
マグネットの清掃は不可欠
マグネットは、磁力で金属異物を吸着してくれる便利な装置です。
低コストで長く使えるうえ、幅広い金属に対応できるのがメリットです。
一方、鉄粉などのコンタミ物質が付着したら、その清掃が必要になります。
放置し続けて鉄粉だらけになれば、せっかく付着したコンタミ物質が再び混入してしまうなど、製品の品質や安全にも影響が出ます。
原材料や製品の性質などに応じて、鉄粉の付着スピードや量も異なるので、製造ラインに合わせた定期清掃が欠かせません。
手作業で行うケースが多いので、面倒に感じている方も多いことでしょう。
本来は自動清掃型を取り入れれば良いのですが、
ご予算やスペースの問題もありますので、
そのような時にアウターパイプを活用する事も検討してみましょう。
アウターパイプ(2重管)のメリット
アウターパイプとは、その名の通りマグネットの外側に取り付ける筒(装置)です。
アウターパイプを装着した状態で、製造ラインなどで使用します。
清掃する際には、アウターパイプからマグネットを引き抜きますが、アウターパイプは磁気を持っていないので、付着したコンタミ物質などの金属がパラリと落ち、清掃が簡単になる仕組みです。
アウターパイプのデメリット
アウターパイプを付けると、マグネットにこびりついたコンタミ物質などの鉄粉が取り去りやすくなりますが、やはり清掃は手作業で行うのが基本です。
また、マグネットの上にアウターパイプを取り付けるので、金属異物の除去能力はわずかではありますが、低下するのもデメリットです。
まとめ
マグネットは、金属異物の除去に効果的で、低コストかつ長期にわたって使い続けられるのがメリットです。
一方、マグネットに付着した鉄粉などのコンタミ物質を定期的に清掃して除去しなくてはなりません。
清掃の手間を簡単にしてくれる道具として、アウターパイプがあります。
マグネットの上から、磁力のない筒状のものをかぶせて使うことで、清掃時に簡単に鉄粉などが落とせます。
ただし、上からかぶせる分、マグネットの磁力が低下する点は気を付けましょう。
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この記事の監修者
KK MAGNET 事務局
KK MAGNET株式会社は、培ってきたハイレベルな施工品質による高磁力磁石・金属異物除去・磁力検査や粉体輸送、省人化等の事業です。
プラントの設備設営に関するトータルな事業に関する高い技術を惜しみなく提供いたします。
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