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プラント設計とはどのような仕事?仕事内容や必要なスキルを解説

プラント設計とは、食品・エネルギー・医薬品などのモノの生産や、下水処理・公害防止などの環境維持などを実施する「プラント」を作る仕事です。かかわる仕事の規模や必要な専門知識・スキルなどから、高年収かつ責任感ある仕事です。

本記事では、プラント設計の仕事内容・年収や、プラント設計に必要なスキル・知識や活かせる資格などを解説します。

プラント設計とは?仕事内容や年収について解説

一般的にプラントとは、さまざまな設備・機械・器具などが複数組み合わさって作られた、規模の大きい工場のことです。プラント設計は、プラントの設計に携わる職業を意味します。設計段階から設備・機械などの組み合わせと制御システムなどを決定し、プラントの安定稼働を目指します。

仕事内容や年収など、プラント設計の業務について見ていきましょう。

参考:厚生労働省 職業情報サイトjob tag「プラント設計技術者」

プラント設計の仕事内容

プラント設計の主な業務は、「基本設計」と「詳細設計」に2つに分けられます。

基本設計とは、要件定義の内容にしたがって、プラント全体の大枠を決定する業務です。プラント全体の仕様、パフォーマンス、必要な設備・機械・機器、プラント作業員の作業・移動や原材料・資材の搬入経路などを決定します。設計するプラントの方向性や能力に大きくかかわるため、アイディア力、提案力、全体を俯瞰できる洞察力などが求められる仕事です。

次に詳細設計とは、基本設計で作成した仕様・計画に基づいて具体的なプラント設計を実施することです。建物・設備・機械・機器などの配置、配管や配線の位置、作業員・製品の作業動線、具体的に導入する設備・機械などを決定し、設計図・施工図を作成します。また、作業を外注する際の業者選定も行います。

建設設計、機械設備設計、土木設計、電気制御、安全・衛生を配慮した設計などの計画を詰めていき、実際にプラントが稼働できるレベルを想定して進めていくのが詳細設計です。

また基本設計と詳細設計の他にも、現場の確認・指示や試運転時のチェックなども仕事として行うことがあります。開発・設計だけでなく、プロジェクト全体の統括を担うケースも多いです。

プラント設計の業務フローは、プラントエンジニアリングとも呼ばれます。またプラント設計にかかわる技術者を、プラントエンジニアと呼ぶことがあります。

プラント設計の年収

厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag」によると、プラント設計技術者の平均年収は606.2万円となっていました。国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」だと平均年収は458万円となっているので、日本の平均年収より高い傾向にあると言えます。

プラント設計には専門知識や実務経験、技術が必要になることが、プラント設計の仕事の年収が高くなる要因だと考えられます。

プラント設計のやりがいや大変なところ

プラント設計のやりがいは、規模の大きな仕事に携われる点です。複数の設備や機械が組み合わさる性質上、プラント本体やプラントで行われる業務は大きくなるのが一般的です。そのため、設計段階から数十人〜数百人規模の人員が動員され、長期間の計画となる一大プロジェクトになることも珍しくありません。近年では、海外でのプラント新規建設プロジェクトが行われることもあります。

またプラントはコンクリート・エネルギー・医薬品・食品などのインフラ関係・生活必需品の生産、下水処理やゴミ廃棄所など公害防止や環境維持などの環境への貢献といった、人々の生活の根本からかかわる役割を担います。日本の地域や発展途上国の経済・雇用・生活に貢献できるのも、プラント設計のやりがいの1つです。

一方で、プラント設計は責任が大きな仕事というプレッシャーの中で業務を遂行する必要があります。万が一、設計終盤や建設途中で致命的な欠陥が見つかると、作業のやり直しが発生するかもしれません。何気ない小さなミスが、大きなミスにつながるリスクもあります。

また、プロジェクト内容や納期によっては激務になりやすいのも、プラント設計の仕事の大変なところです。

プラント設計に必要なスキルや活かせる資格

プラント設計は、専門的知識・技術に加えて通常のビジネススキルが必要な仕事です。プラント設計に必要なスキル・資格などについて解説します。

プラント設計に必要なスキル

プラント設計に必要なスキルは、プラントエンジニアリングを遂行できる能力や、設計に関する基礎スキルなどです。具体的には次の通りです。

プラント設計に必要なスキル 概要
提案力・ヒアリング力 顧客のニーズや意見を汲み取り、相手に対して適切な要件定義を行う能力
開発スキル プログラミング、論理的思考、問題解決能力、分析能力などの開発に必要なスキル
コミュニケーションスキル プロジェクトメンバーやクライアント、外注先などと円滑にやり取りできるスキル
マネジメントスキル プラントエンジニアリングに関するスケジュール、人員配置、進捗、品質などを維持・管理できるスキル
工学系の知識 機械、電気、化学など工学系の知識全般

プラント設計に活かせる資格

プラント設計の業務に必ずしも資格は必要ありません。しかし、担当範囲によっては必要な資格や、プラント設計の業務に活かせる資格などは存在します。プラント設計に活かせる主な資格は次の通りです。

プラント設計に活かせる資格 概要
一級建築士(二級建築士、木造建築士) ・意匠設計、構造設計、設備設計などの建築士に必要な技術・知識を活かせる
・一級建築士なら、公共事業入札時に審査で加点される
技術士 ・建築、機械、電気・電子、化学、繊維、金属、衛生工学、上下水道など、プラント設計にかかわる分野の技術士の認定なら活かしやすい
・一級建築士と同様に、公共事業入札時に審査で加点される
電気主任技術者 ・電気関係や制御関係の技術・知識の証明になる
・発電プラントやその他プラントなどでの保安監督にも従事できる
エネルギー管理士 電気や熱エネルギーなど、ユーティリティ系の設計を行う際に技術・知識を活かせる
公害防止管理者 生産に伴って公害発生の可能性がある、または公害防止のための処理などを行うプラントの設計時に活かせる
施工管理技士 管工事、建築、土木、電気工事などプラントにかかわる分野なら技術・知識を活かせる

設計するプラントの種類ごとに必要な知識

プラント設計の際には、設計するプラントの種類ごとに必要な知識が異なります。種類別に必要となる知識は次の通りです。

設計するプラントの種類 必要な知識
食品プラント 生産する製品や原材料の特性、微生物、衛生・異物混入関係
エネルギープラント 電気関係全般、原子力、ボイラーなどエネルギー関係
化学プラント 化学反応や化学物質関係や、化学反応に伴うリスク関係
製薬(医薬品)プラント 医療・医薬品関係、衛生・異物混入関係
水処理プラント 水質、微生物、公害関係

まとめ|プラント設計はやりがいのある仕事

プラント設計は、日本の産業を支えるさまざまなプラントの設計を担当する仕事です。プロジェクトの規模の大きさや遂行に必要な技術力の高さなどから、非常に責任感とやりがいがあります。

携わるには専門知識・スキルが必要になるものの、かかわったプロジェクトが地域レベルで産業・生活に貢献できるのはプラント設計ならではと言えるでしょう。

この記事の監修者

ケーケーマグネット株式会社

KK MAGNET 事務局

KK MAGNET株式会社は、培ってきたハイレベルな施工品質による高磁力磁石・金属異物除去磁力検査粉体輸送、省人化等の事業です。
プラントの設備設営に関するトータルな事業に関する高い技術を惜しみなく提供いたします。 本コラムはKK MAGNETが監修するお役立ちコラムです。

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