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マグネット(磁石)で除去できるものとできないものについて

工場の製造ラインなどで金属異物除去に用いられるマグネット(磁石)では、どのようなものを除去できるのでしょうか。
除去できるもの、できないものなどをチェックしていきましょう。

マグネット(磁石)で除去できるもの

マグネットにくっつくことで、異物除去ができますが、マグネットに吸着する金属はステンレス(フェライト系・マルテンサイト系)、鉄、コバルト、ニッケル等です。
金属ならなんでもマグネットに付着するイメージがありますが、実はそうではありません。

マグネット(磁石)に吸着しないもの

一方、木や紙、プラスチックなどはマグネットにはくっつかないので除去できません。
また、鉄、コバルト、ニッケル以外の金、銀、銅、アルミニウムなどの金属も基本的には付きません。

ですが、純度が低い場合やメッキされているだけなど、金などの含有率が低く、鉄などが含まれていれば、除去が可能です。
さらに、マグネットでも高磁力のものを用いることで、わずかでも磁気を帯びていれば、合金をはじめ砂や石なども除去できます。

まとめ

マグネット(磁石)で除去できるのは鉄、コバルト、ニッケルと、それを含む合金やメッキ素材のものなどです。
また、ステンレスは、フェライト系ステンレスやマルテンサイト系ステンレス(SUS400番台)には磁性があり、磁石に吸着します。

この記事の監修者

ケーケーマグネット株式会社

KK MAGNET 事務局

KK MAGNET株式会社は、培ってきたハイレベルな施工品質による高磁力磁石・金属異物除去磁力検査粉体輸送、省人化等の事業です。
プラントの設備設営に関するトータルな事業に関する高い技術を惜しみなく提供いたします。 本コラムはKK MAGNETが監修するお役立ちコラムです。

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