お役立ちコラムCOLUMN
異物混入した際の除去方法の種類
異物混入した際の除去方法にはいくつも種類があります。
どんな異物を除去したいのか、製品の種類や状態などによっても適切な方法は異なります。
除去にあたってのコストや手入れなどの手間も異なるので、製造する製品や製造工程などに応じて選ぶことがおすすめです。
以下で異物混入した際の除去方法の主な種類を見ていきましょう。
ろ過装置
液体や粉体の原材料や製品などを、細かいメッシュの網目が付いたストレーナーやふるい、スクリーンといったろ過装置を除去する方法です。
網目のサイズで除去できる異物の大きさに違いがあるほか、金属以外の異物も除去できるのがメリットです。
網目が細かいものほど、より小さな異物が除去できる一方、原材料などを押し出す圧力が必要になったり、逆に原材料や製品そのものが潰されてしまったり、詰まってしまうことがあるので注意しなくてはなりません。
原材料の粘性や含まれる具材などによって網目のサイズを調整する必要があり、製造ラインごとに異なるろ過装置を設置している工場が多いです。
マグネット
金属異物の除去に効果的なのがマグネットです。
マグネットを製造ラインの一部に組み込む装置や棒状のマグネットを手作業で原材料などにくぐらせる方法など、さまざまなタイプのマグネットが販売されています。
マグネットは、永久磁石のものが多いですが、高温にさらされるなど、使用状況によっては磁力の低下を招いてしまうため、金属粉を日頃の手入れで除去することや年に一度など、定期的に磁力検査を行い、設定した磁力が保たれているかの管理が必要です。
金属検出機
トンネル状の検出ヘッドに製品を通過させることで、金属を検出する装置が代表的です。
X線異物検出機
コンベアで運ばれてくる製品に上部からX線を照射することで、測定した信号を解析し、異物が混入しているかを検出する装置です。
まとめ
異物が混入した際の除去方法として、ストレーナーやふるい、スクリーンなどのろ過装置、金属検知に強いマグネットや金属検出機、X線異物検出機などがあります。
それぞれ仕組みや得手、不得手が異なり、導入コストやメンテナンスの手間なども異なるので、製造する製品の特質などに合わせて選ぶのがおすすめです。
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この記事の監修者
KK MAGNET 事務局
KK MAGNET株式会社は、培ってきたハイレベルな施工品質による高磁力磁石・金属異物除去・磁力検査や粉体輸送、省人化等の事業です。
プラントの設備設営に関するトータルな事業に関する高い技術を惜しみなく提供いたします。
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